外壁塗装の見積書を作るとき、時間がかかるのは「数量を出す」ところです。あるリフォーム会社の図面の写真をAIに読ませて試したところ、見積書に載る数量の項目10個のうち7個を、図面の写真から出せました。足場、養生、高圧洗浄、シーリングの増し打ち、下塗り、中上塗り、ベランダの防水です。
この会社では、現地調査の内容を紙に手で書き、会社に戻ってから図面を見ながら電卓で数量を出していました。数量が決まれば、あとはエクセル(Excel)の見積書のひな形に入れるだけです。ただ、この数量を出す作業が社長に集中し、夜遅くまでかかることもありました。
この記事では、塗装の積算をエクセルで行っている会社に向けて、図面の写真から外壁塗装の数量を出す仕組みと、拾えた項目・拾えなかった項目、積算の時間がどのくらい減るかの目安をご紹介します。

図面の写真から見積書までの流れ
仕組みの流れは、次のとおりです。
- 図面を、スマホで撮る
- AIが図面の寸法を読み、外壁の面積や足場の面積などの数量を計算する
- 担当者が、読み取った寸法と数量を画面で確かめ、足りないところを入力する
- 数量が入った見積書が、会社のExcelの書式のまま自動でできる
外壁塗装の見積書は、塗料のグレードごとに項目と単価が決まっていて、変わるのは数量だけ、という形の会社が多くあります。数量さえ出れば、見積書はほぼできあがります。
図面がない現場では、現地で測った数字をスマホに入れれば、同じように見積書まで進めます。
拾えた項目と、拾えなかった項目
試した図面は、手で撮った写真12枚です。結果は次のとおりでした。
- 図面の写真から出せた:足場、養生、高圧洗浄、シーリングの増し打ち、下塗り、中上塗り、ベランダの防水
- 図面からは出せなかった:ボード目地、軒天、雨樋(図面に寸法が書かれていないため)
- 人の判断が必要だった:段差のある土地に建つ家の、階の高さの当てはめ方。折れ目や影で読めなかった窓が2か所
出せなかった3項目は、現地で測った数字を入れるか、「外周×係数」のような会社ごとの目安を決めておけば対応できます。
もう1つ分かったのは、精度は撮り方で決まるということです。読めなかった箇所は、どれも紙の折れ目や影が原因でした。図面を平らに置いて真上から撮るだけで、読める範囲は広がります。
積算にかかる時間の目安
たとえば、外壁塗装の積算に1件2時間かかり、月に15件の見積を出している会社で計算してみます。積算だけで月30時間です。
図面の写真から数量の7割が出て、担当者は確認と残りの入力をするだけになれば、1件あたり40分ほどになる見込みです。月に約20時間、時給1,800円で換算すると月約3.6万円、年間で約43万円分の作業が減ります。
※1件2時間・月15件・確認40分・時給1,800円は、目安を出すための仮の数字です。
時間以上に大きいのは、社長でなくても数量が出せるようになることです。社長が現場に出ている間も、ほかの人が見積を進められます。
今のExcelのまま
数量の計算は、会社がもともと使っているExcelの計算のルールに合わせます。この会社では、社長が自分で作った数量計算用のExcelがあり、1階の高さや足場の離れなどの決まりがすでに入っていました。私たちは、そのExcelを作り直さずに使い、図面から数量を入れる部分と、見積書に出す部分をつなぎます。
私たちは、実際の図面と見積書を見せていただき、どの項目が図面から出せて、どの項目が出せないかを先に確かめてから作ります。読み取った数字を人が確かめる画面も、最初から用意します。
自社でもできるかの目安
次のどれかに当てはまる会社は、図面から数量を出す仕組みで時間が減りやすいです。
- 外壁塗装や屋根塗装の見積が、月に10件以上ある
- 数量を出せるのが、社長か決まった1人だけ
- 見積書の項目と単価はほぼ決まっていて、変わるのは数量だけ
- 図面をもらえる現場が多い
見積が月に数件なら、Excelの計算表を整えるだけで足りることも多いです。私たちは、減る時間を金額にして、かかる費用と比べてからご提案しています。元が取れる見込みがなければ、そうお伝えします。
30分の無料相談で分かること
30分の無料相談では、今の積算の流れと見積書の形を伺い、どの項目を図面から出せそうか、月に何時間ほど減りそうかの目安をお伝えします。図面と、その図面で作った見積書があれば、それを見ながら確かめられます。
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今の作業のどこを自動にできるか、30分でお伝えします
月に何時間ほど減りそうかの見込みもお出しします。HPからのご相談は、無料で月3枠まで受け付けています。
